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病院・診療所のかかり方

更新日:2024年4月1日

かかりつけ医を持ちましょう

問い合わせ先:健康医療課地域医療係

かかりつけ医とは、日ごろから健康相談をしたり、病気になったときには、初期の医療をおこなうお医者さんのことです。

かかりつけ医は、普段の健康状態やこれまでの病歴など多くの情報を持っているため、私たちが健康な生活を送る上で支えになります。お子さんの場合は、予防接種や育児の不安や疑問についても相談にのってくれます。
必要なときには、適切な病院やお医者さんを紹介してもらうこともできます。 かかりつけ医と信頼関係を築きましょう。

このような、かかりつけ医と病院の役割が地域内で確立されることで、治療効果や患者サービスの向上が図れます。

《かかりつけ医を選ぶポイント》

  • 自宅や勤務先の近くにある
  • 患者さんの話をしっかり聞き、気軽に相談に乗ってくれる
  • 病気や治療に関すること、薬についてわかりやすく説明してくれる
  • 紹介状などの作成を快く引き受け、必要に応じて専門医を紹介してくれる など

大規模な病院(病床数200床以上)はかかりつけ医からの紹介状で受診しましょう

体調がおかしいなと感じたときや風邪などの病気の場合には、まず、かかりつけ医を受診しましょう。 かかりつけ医は、診断の結果、精密検査が必要であったり、高度な治療が必要だと判断した場合には、その症状に合った大規模な病院に紹介してくれます。
大規模な病院をかかりつけ医からの紹介状なしに受診することはできますが、一般病床が200床以上の病院については、選定療養費という病院の定める特別料金がかかる場合があります。
これは、国が健康保険法改正の中で、「初期の診療は地域の医院・診療所で、高度・専門医療は200床以上の病院で」行うことを目的に制定されたものです。
このような医療機関の役割をご理解いただき、まずは、身近なかかりつけ医を受診することをおすすめします。
※紹介状をお持ちの場合でも、診療日等の予約がされていない場合には、当日の受診ができない場合がありますので、事前に予約の有無を確認してください。
特に、初めて受診される場合には、事前に紹介先の医療機関へ受診方法をお問い合わせされることをおすすめします。

できるだけ診療時間内に受診しましょう

昼間、体調がおかしいな、と思ったら早めにかかりつけ医に診てもらいましょう。昼間の診療時間内は、必要な医師や看護師等の医療スタッフが揃っていますが、休日や夜間の救急病院は、あくまで急に状態が悪くなった患者さんのための緊急事態に備えた少人数の体制で対応します。そのため、重病の患者さんのために優先して運営されております。夜間の急な発熱や嘔吐などの急病や緊急を要するとき以外は診療時間内に受診しましょう。

適正な受診を心がけましょう

近年、「夜の方がすいていそうだから」、「昼間は仕事で忙しいから」、「平日は休めないから」等と理由は様々ですが、軽症の患者さんが休日や夜間などの一般外来診療を行っていない時間帯に、重症の患者さんを診療する病院の救急外来を受診するいわゆる「コンビニ受診」の増加が問題となっています。

コンビニ受診が増加すると

 コンビニ受診が増加すると、軽症の患者さんの対応に追われて、緊急性の高い入院治療を必要とする重症の患者さんが救急車等で搬送されてきた場合に、対応が遅れてしまったり、救急医療を担う医療スタッフの負担が増大し、疲弊した医師や看護師等が救急医療の現場から去ってしまい、地域の救急医療体制の維持が難しくなる恐れなどが生じることがあります。

コンビニ受診は絶対にしない

もし、自分や家族が入院治療の必要な急病になったとして、病院が軽症患者の対応で手一杯で救急搬送を受け入れできないと断られたらどう思うでしょうか。皆さんが、必要なときに必要な救急医療を安心して受けられるように、休日や夜間に受診しようとする際には、平日の時間内に受診することができないのか、もう一度考えてみましょう。

受診時のポイント

  • 伝えたいことや質問したいこと、体温・症状はメモをして持参するとよいでしょう。
    ・いつから、どこが、どのように具合が悪いのか具体的に整理
    ・以前に使用した薬や注射で発生した副作用
    ・市販薬を含め、現在飲んでいる薬の内容
  • 検査結果など大事なことや医師の説明は、メモを取って確認しておきましょう。
  • 自分自身の病気のことですから、これからの治療の見通しを確認しておきましょう。見通しが立てば、何をすべきかわかってきます。
  • わからないこと、不安に思うことなどは、遠慮せず何度も聞き、納得した上で治療を受けるようにしましょう。お医者さんを次々変えることは、検査や治療を振り出しに戻すことになりかねません。
  • 継続受診の時は、その後の具体的な変化も伝えましょう。症状がよくなったからと、自己判断で薬を止めてしまったりせずに、その後の経過を医師に伝え、よりよい関係を築くことはとても大切です。
  • 保険証、診察券、健康手帳、飲んでいる薬や薬の名前がわかるもの(お薬手帳)、母子健康手帳などは忘れずに持参しましょう。
  • お薬の説明書等は必ず確認し、保管しておきましょう。

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