若い有権者の皆様へのメッセージ
更新日:2024年1月4日
選挙は、国民が政治に参加する最も重要かつ基本的な機会であり、民主政治の礎をなすものです。そして、あなたが政治に参加することが出来る一番身近で大切なチャンスです。
「私の一票なんて大勢に影響しない」「投票してもどうせ世の中変わるはずがない」などと思っていませんか?
あなたの一票は、決して無力なものではありません。
あなたの大切な一票を決して無駄にしないでください。
「自分たちの暮らしは、自分たちが決める!!」
私たちの暮らしは、さまざまなかたちで政治とかかわりあっています。
例えば上下水道やごみの収集、医療の確保、道路や公園の整備など身の回りの大事な問題も、交通安全、消防、防犯といった私たちの安全にかかわる仕事も、また、物価、税金、社会福祉、年金といった私たちの暮らしにかかわる大切な問題も、すべて政治にかかわっています。
そして、その政治に私たちの意見や願いを反映させる人が、私たちが選挙で選ぶ代表者なのです。
つまり、私たちの暮らしを守り、より良い社会にしていくためには、良い代表者を選ぶことが必要なのです。そのためには、私たちは常日ごろから政治への関心と主権者としての自覚を持っておくことが大切です。
【政治の役割】
- お金の集め方や使い方を決める
- 国や社会のルールを決める
- 社会の秩序を守り、統合を図る
「選挙に行っても、どうせ何も変わらないよ・・・」
10・20代の投票率の現状は
若い有権者の投票率は、残念ながら非常に低くなっています。
例えば、令和3年10月に執行された衆議院議員総選挙では、20代の投票率は36.50%だった一方、60代の投票率は71.43%と2倍近い差がありました。→ 【参考】衆議院議員総選挙年代別投票率の推移(外部サイト)
投票率とは、その世代における、有権者数のうちの投票した者の割合です。現在の少子高齢化の状況においては、若者の有権者数は、それより上の世代の有権者数より絶対数として少ない状況にあり、そのうえで投票率が低い傾向にあるのが実情です。そのため、20代と60代の票数の差は、実際には約2.5倍もあるのです。
このままでは、ますます若者の声が政治に届かなくなる恐れがあります。
若者の声が政治に届かなくなるとどうなる?
政治家は投票に来てくれる世代、政治に関心がある世代を優先した政治を行うかもしれません。
その結果、若者に向けた政策が実現しにくくなったり、実現するのに時間を要する可能性があります。
皆さんが投票に行き、若年層の投票率が上がることで、政治家たちは若い人たちに目を向けた政策を考えるようになり、全世代が等しく暮らしやすい世の中をつくる第一歩となるのです。
「選挙は1回だけじゃない。次は必ず投票に行く!」
繰り返し行われる選挙
皆さんに一番身近な久喜市をより良くしていこうとする久喜市長、久喜市議会議員を選ぶ選挙をはじめ、埼玉県を良くしていこう、国を良くしていこうといった選挙が全部で6種類あります。選挙がない年もありますが、ほとんど毎年選挙は行われています。
任期は、参議院議員の6年を除いて全て4年です。今後4年間の政治を誰に任せるかを決める大事な選挙です。「1回行ったから次はいいか・・」「関心がある選挙じゃないから今回はいいや・・」ではなく、全ての選挙が特別なものなのです。
誰に投票したらいいか分からない
選挙によって、立候補する候補者や政党は異なります。また、その時の社会情勢によっても主義・主張・争点は異なってきます。
選挙の際には、候補者の演説、選挙公報、インターネットでの選挙運動、マスメディアによる情報などで、候補者・政党の主張を整理することが重要です。
そのうえで、どのように考えて投票するかは個人の自由です。「今、自分だったらこうしていきたい」といった思いを誰が代弁してくれるのか、といった視点で投票するのもいいかもしれません。
代弁者がいないと考えたとき、場合によっては、いずれ自分が立候補してもよいのです。
これからの日本をつくっていく
1889年度の選挙制度の創設以来、日本はこれまで多くの選挙を経て、より暮らしやすい社会を目指してきました。この間の日本の歴史は、国民がつくってきたものです。
今後、50年、100年先の日本の未来を、暮らしやすく、素晴らしいものとしていくためには、あなたは、あたなができることをするだけです。
あなたがその手に持つ投票用紙は、あなただけの、誰の意見にも左右されない、日本をつくっていく、尊い1票です。
「あなたの意思」を、「投票」という手段で、ぜひ表明してください!
投票所で待っています!
このページに関するお問い合わせ
選挙管理委員会事務局
〒346-0022 久喜市下早見85番地の1
電話:0480-22-1111 Eメール:[email protected]
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